空き家問題の解決

kuritanezuko

鎌倉市の未来を考えたとき、街の活性化には「現役世代」の定住・定着が不可欠です。そして、その現役世代が安心して子どもを育てられる環境が整えば、街全体が持続的に発展します。私は、以下の4つの政策を軸に、鎌倉市をより魅力的な街へ変えれるのではないかと考えています。

  • ① 現役世代の支援
  • ② 子育て世代の支援
  • ③ 空き家問題の解決

そのうちの、③ 空き家問題の解決についての私の考えをお伝えします。

③ 空き家問題の解決

全国的に少子高齢化や人口減少が進む中、特に交通の不便な地域では空き家問題が深刻化しています。鎌倉市も例外ではなく、空き家の増加が進んでいます。私の実家周辺(今泉台など)でも、空き家が増えているという声を伺い、実際にその状況を確認しています。

空き家が増えることによる問題点

  1. 防災・防犯リスクの増加
    • 老朽化による倒壊や火災の危険が高まり、近隣住民の安全を脅かす。
    • 不審者の侵入や犯罪の温床となる可能性がある。
  2. 景観の悪化
    • 廃墟化した家が街の美観を損ない、地域の魅力が低下する。
  3. 不動産価値の低下
    • 空き家が増えることで周辺住宅の資産価値が下がる。
  4. 衛生問題の発生
    • ゴミの不法投棄や害虫・害獣の発生が増え、環境が悪化する。
  5. 地域経済の停滞
    • 人口減少による商店街の衰退や、地域活力の低下につながる。
  6. 行政負担の増加
    • 空き家の管理や解体に関する行政コストが増加し、自治体の財政を圧迫する。

現状把握と課題

2025年1月26日に開催された「今泉台みんなのまちづくり懇談会2025」(主催:NPO法人タウンサポート鎌倉今泉台)に参加し、市や大学、各団体が空き家問題に取り組んでいる状況を確認しました。

今泉台では80歳前後の居住者が多く、将来的に空き家の増加が懸念されることが分かりました。この問題に対処するためには、早急に空き家の活用策を取り入れる必要があります。

空き家の活用策

現役世代・子育て世代の住居として提供(①②の現役世代・子育て世代支援と連携)
 ⇒鎌倉市への移住を促進し、街の若返りを図る。

ワークスペースとして改修し、地域の仕事場を提供
 ⇒コワーキングスペースとして活用し、テレワーク支援や地域の経済活性化につなげる。

街の交流の場として活用し、地域コミュニティの活性化を促進
 ⇒住民が集うカフェや多目的スペースとして再生し、地域交流を深める。

空き家問題の根本解決に向けて

家は人が住むことでその役割を果たします。空き家問題の解決策として最も有効なのは、①現役世代支援、②子育て世代支援と連携し、若い世代の流入を促すことです。

私は、空き家の利活用を進め、地域の活性化につなげる施策を推進していきたいと考えています。空き家問題の解消とともに、若い世代が安心して暮らせる街づくりを進めることで、鎌倉の未来を守ります。

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